HYBRIDS_vol17
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13第2回第3回サービス部 次長加藤 武人プリウスカップ参加メンバー 2016年5月。富士スピードウェイで開催された「プリウスカップ第3回全国大会」で優勝し、3連覇を達成した愛知トヨタ「チームAT1935」。 その全国3連覇の歩みの舞台裏を、チームメンバーへの取材をもとに、シリーズで紹介しています。最終回は第2回、第3回全国大会をピックアップ。 第2回全国大会は、2013年8月21日に富士スピードウェイで開催された。第1回全国大会の優勝チームとして大きなプレッシャーがかかる中、「チームAT1935」は見事に総合優勝を勝ち取った。加藤:今だから話せますが、第2回はギリギリの優勝だったんです。走行競技は燃費44.2 で2位、サービス競技は47ポイントで4位、総合ポイントでも他チームと同点の1位。結果的にトータルタイムが良かったため、総合優勝できました。大庭:優勝には運も必要なんですね。この時はピット位置が良かった。ピットロードに入ってから、惰性で走って0.1 燃費が上がるんです。総合優勝にはその0.1 も必要でした。左右田:決勝が2人乗りになったのもこの大会からでした。重りとして助手席にも人が乗ることで、燃費に大きな影響が出るんです。ただ、クルマの自由度は高かったため、エンジニアが最適なショックアブソーバーを選んでくれたことで、走りやすいクルマになった。それがタイムに繋がったんだと思います。加藤:第1回の優勝チームということで、注目度も高かったんですね。サービス競技中に多くのチームがカメラを持ってピットを訪れたのには驚きました。 2015年6月。プリウスカップは第3回地区大会へとコマを進める。ここを1位で通過するために、「チームAT1935」は驚きの作戦を披露する。加藤:この予選はスターティンググリッドが悪かったんです。そのまま走ると必ずダンゴ状態になって、タイムにも燃費にも影響が出る。そこで我々は、スタートの合図が出たら、そのままそこで5秒間ストップするという作戦をとりました。この作戦が功を奏して思い通りに走ることができました。大庭:その5秒は、エンジニアがサービス競技で稼いだんです。ピットを出る頃にはほぼ1位になっていた。全国大会では通用しない作戦ですが、見事な采配でした。 2016年5月18日、プリウスカップ第3回全国大会開催。チームAT1935は、51.0 という驚異的な燃費を叩き出し、燃費ポイント1位、着順ポイント2位で、総合ポイントでも2位に5ポイントの差をつけ、堂々の優勝に輝く。それは3連覇を成し遂げた栄光の瞬間でもあった。加藤:第3回はこれまでの全国大会とはルールが大きく変わり、富士スピードウェイを逆回りで走ることに。ドライバーも第2回までの全国大会経験者はNGとなり、5人のドライバー全員をゼロから鍛えなければいけませんでした。左右田:加えてナビゲーターを同乗させるというルールも加わり、私が務めました。ピットインを5回してドライバーはその都度交代しましたが、ナビだけは乗りっぱなし。総合タイムは一人ひとりのタイムの積み重ねなので、コントロールが大変でした。大庭:エキシビション大会から第3回全国大会まで、4回ともメンバーが違うチームで勝ったことに意義がありました。プリウスカップは普段の仕事の延長線上にある大会。3連覇によって、愛知トヨタが仕事に取り組む姿勢がアピールできたのではないかと思っています。加藤:会社のサポートも勝因の一つでしたね。練習も遠征も、そして本番も、トップからスタッフまでが温かく見守り、力強く応援してくれました。「まかせた」という言葉にプレッシャーを感じつつも、感謝の気持ちでいっぱいでした。左右田:3連覇を成し遂げたことで、これを伝えていかなければならないという責任も感じるようになりました。挑戦し、勝つことを伝統にするという意志を、社員全員で共有することが大切ですね。大庭:プリウスカップは、愛知トヨタのプライドをかけた戦い。お客さまにもこの結果が広がり、プリウスといえば愛知トヨタと思ってくださる方が増えたことを嬉しく思います。プリウスカップ全国大会3連覇の軌跡エキシビジョンカップから走行競技を担当。司令塔としてレース展開を読み、作戦を指示。プリウスカップは今後も開催されるが、30系プリウスで開催されるのは第3回が最後。今後、使用車両が変わっても、挑戦するからにはトップを目指す。「チームAT1935」は、新しい知識と技術を吸収しながら、次のプリウスカップに備えている。プリウスカップとはサービス部研修課 課長大庭 雅樹サービス部技術課左右田 修エキシビジョンカップからサービス競技を担当。メンバーの選抜、作業の指導などで幅広く活躍。第1回&第2回はドライバーとして、第3回はナビゲーターとしてすべてのプリウスカップに参加。プリウスを使用し、燃費・タイム・ピット作業などでポイントを獲得して優勝を競う大会。全国各地のトヨタディーラーが参加した地区予選で上位に入賞したチームが、全国大会に出場できる。PRIUS CUP 全国大会3連覇・特別企画最終話 3連覇を成し遂げた裏には、日頃の業務に対する姿勢と、愛知トヨタのプライドがあった。km/ℓkm/ℓkm/ℓkm/ℓそうだおおば

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